甚平の由来と変遷

夏になると、男性を中心に多くの人が着用している甚平ですが、
そもそもどんな由来があるのでしょうか。

昔、武士は戦場に赴く時、防寒などのため、
具足(武具)の上から「陣羽織」と呼ばれる上衣を着ていました。
これらの多くは袖がないものでした。
なぜなら袖が付いていると、攻撃する際などに身動きがしづらかったからです。

そして下級の武士もその陣羽織を真似て、
木綿の羽織を着るようになったのですが、
これが「陣兵羽織」から「甚平羽織」になり、
さらに「甚平衛」となり、最終的に「甚平」となったようです。

現在よくある甚平には袖なしのものもありますが、
袖が付いているタイプが多いようです。
その場合袂はなく、身動きがしやすい上に、
風通しが良いという特徴があります。

さらに昭和40年ぐらいまでは上衣だけだったのが、
近年では、共布のズボンが付いたものが一般的となりました。
元々は戦場の衣服でしたが、時代の変遷を経て、
今ではすっかりリラックスした、快適な衣服として愛されています。


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